青森県立美術館!企画展ラブラブショー2からシャガール、奈良美智に棟方志功などなど・・・
青森県立美術館に行ってきましたー!
ちなみに弘前さくらまつりと同じ日に行きました!
濃い一日(*'-'*)
企画展「ラブラブショー2」
なんとこの日、
企画展「ラブラブショー2」の初日でした!
なんというベストタイミング!
ラブラブショーは「出逢い」をコンセプトとした美術展です。美術をはじめ、多彩なジャンルで活躍しているアーティスト、クリエイターが出逢い、さらに隣接する三内丸山遺跡の発掘現場に着想を得て設計された青森県立美術館のユニークな空間と出逢って、ここでしか成立しない作品が生み出されます。特定のテーマは設けず、表現の多様性を尊重し、作品の自由な解釈を楽しむことのできる、現代/文化の「アンソロジー」として展示は構成されます。そして空間と一体になった様々な作品とみなさんが出逢う。そうした出逢いが「美術館」や「展覧会」、「作品」に対する共感=愛へとつながる。そんな願いを込めて作った展覧会です。さあ、お気に入りの作品を見つけに、展覧会へ足を運んでみませんか?
写真、最初の部屋以外OKだったので載せますね(^^)
ラブラブショーなんていう名前から
「よくわかんないけどカラフルなポップアート?KAWAII展的な?それとも恋をテーマにした絵が並んでたりする???」とか思ってたんですが、
全然違いました
戦争とか災害とか環境とか・・・そんなテーマを扱っていて
攻めすぎな企画展でした。
核廃棄物と米戦闘機がラブラブ♡っていうね・・・。
一つ一つに解説欲しいな。
(解説イベントもあったようですが)
シャガールの「アレコ」
ここで企画展は終わりで
次はシャガールの絵がありました。
バレエ「アレコ」の舞台背景画が第1幕~4幕まで。
↑最近4枚揃ったそう。企画展もそうだが、何も知らずに行った割にはベストタイミング過ぎた。
ちなみにここからは撮影禁止ということで・・・
私は結構疑問なんですけど
なんで日本の美術館は撮影禁止ばかりなのでしょう?
外国の美術館は撮影OKなとこ多いですよね。
ルーヴル美術館のモナリザもパシャパシャ撮られてSNSに載ってますよね。
青森県立美術館ほどの観光に強い美術館だったら撮影禁止でも関係ないかもしれないですが、あんまり観光に強くない美術館はバンバン撮影許可すべきだと思うんですよ。
だってSNSで見たから実際観なくてもいいやって人より、SNSで興味持って行こう!っと思う人の方が多いと思いませんか?今の時代。
それに、画像上ではその絵のデザインとかは分かりますけど、それ以外がわからないじゃないですか。どれくらいの大きさなのか?凹凸はあるか?館内にBGMがあるか?周りの雰囲気などなど。
そのとき・そこで観るのが大事だと思います・・・(アウラ的な?)
とはいえ、作者の許可とかめんどくさいこともあるんでしょうけどね、、、
でも
とにかく
シャガールは凄かった!
フィラデルフィア美術館が工事中のために今回は4年間(2021年まで)も借りられるそう。
4枚揃うのなんてレアですよ!レア!!!
大きさもそうだし、色彩が良いです。
広い空間の四方にそれぞれが展示。真ん中にソファーが置いてあって、自由な位置から観られるのです(*^ω^*)
私は第1幕と4幕が好きです。
解説も書いてあって、アレコのストーリーや何故ここはこの色なのか?とかがわかって大満足でした。
シャガール展示の隣の部屋が水中ニーソ展示してる部屋で
シャガール見てるときにそれが見えるのがちょっと笑ったw
ここからのボリュームも凄い!!
奈良美智
今活躍されている青森県出身のアーティストといえば、この方。
目の大きい子どもの絵が特徴的ですね。
立体作品から油絵、そしてノートに書いた落書きのような作品まで幅広く展示されていました。
この方のイラスト好きです。
普通の子どもの絵とは違っていて、個性的で可愛い。でもどこか怖い。
実際に観てみると、目がいたずらっぽい子や、にらんでいるような子、反対に澄んだ目でこちらを見ているような子もいて・・・この子たちは何を考えているのだろう?と不思議な気持ちになりました。
ポストカードも買っちゃった(^-^)v
棟方志功
版画の巨匠!
にしてもこの方が版画を掘っている映像が残っていますけど、掘ってる姿が天才そのものですね・・・
極度の近視なので、板と顔の距離が信じられないくらい近くて、そんでもって信じられないくらいのパワーと速さで掘っていくんですよ・・・
なんかもうメチャクチャにカッコイイので観てみてください。
それを観た後に実際の作品を観るとまた違って見えるかもです。
あとはねぶたの作品が多くて、青森大好きだったんだなあ。と少しほっこりしました。
馬場のぼる
SF童話作品である「てんぐのめんの宇宙人」が展示されていました。
ちゃんと全部読んできましたよー。
面白かった。
馬場のぼるさんのねこの絵は何回も見たことあったけど、青森県出身とは知らなかった・・・
寺山修司
歌人であり劇作家であり、写真家であり、俳人であり、映画監督であり、俳優であり、小説家であり・・・
凄すぎか。
サブカルチャーの人っていうイメージだったけど、もうメインカルチャーになりつつあるのですね。
興味を持ちましたので今度作品を観てみようと思います。
何からがいいのかしら・・・?
成田亨
ウルトラマン怪獣の原画がありました
バルタン星人、カネゴン、キングジョー、ゴモラ、セミ人間、ダダなど。
気持ち悪いのに可愛い。
今、ウルトラマン怪獣のグッズとかが雑貨屋などに売っていますよね。中には昭和にデザインされたものもあるのに、今の若い人たちにもウケるデザインなのが凄い。
成田亨さんは
1.怪獣は妖怪ではない。手足や首が増えたような妖怪的な怪獣は作らい。
2.動物をそのまま大きくしただけの怪獣は作らない。
3.身体が破壊されたような気味の悪い怪獣は作らない。
という3原則の下、怪獣をデザインされていたそうです
あくまで子ども番組ということと、怪獣側も不思議なかっこよさを付与するように気をつけていたらしいですね。
この3原則のおかげで今でも広く愛される怪獣たちが生まれたのでしょうね(*^ω^*)
ちなみに常設展でも企画展「ラブラブショー2」にちなんで、2人の作家を組み合わせて展示が構成されていました。
それこそ翻訳家の白木茂とイラストレーターの馬場のぼる「てんぐめんの宇宙人」とか。
太宰治の友だちだった小館善四郎と阿部合成で組み合わせて展示されていたりとか。
面白かったです。
こちらも7月2日まで!
もちろん↑に書き切れなかった作品もいっっっっっぱいあります・・・
あおもり犬
最後は奈良美智「あおもり犬」!!!
青森県立美術館といえばこれですよ
館内からも観られますし、外に出て間近でも観られました。
館内から。
間近で。
8.5メートルもあるそうな。
穏やかな顔にも見えるが・・・
冬来たら泣きそうな顔にも見えるかもね。
帰る前にミュージアムショップでたくさん買ってしまった。
限定品とか弱いんですよね。。。
あおもり犬の貯金箱欲しかったけどやめた。えらい。
いやあ・・・
青森県立美術館よすぎでしょ。
こんなに力を入れてる美術館なかなかないよ・・・超面白いよ・・・
青森愛も美術愛もビンビンに伝わってきたよ・・・
美術詳しくない私でも楽しかったです!!!!!!!!!!!最高!!!!!!!!!
あまりにもボリューミーすぎて
三内丸山遺跡を見られなかったことが残念ね。
盛岡に帰る前に
駅近くの帆立小屋さんで帆立定食をいただく。
おいしーーーー!
ごちそうさまでした。
ではまた。