人生で初めてお笑いライブに行った日について(M-1ツアー2019 in 青森)
この前人生で初めてお笑いライブなるものに行ってきたお話。
行ってきたのは「M-1ツアースペシャル2019 in 青森」。
もう3週間も前じゃん!!!はや!!!!いつも通りレポが遅い!!!
M-1のファイナリストが各地を回るお笑いライブってことで、出演者がバチクソに豪華。まあ優勝者の霜降り明星が来ないってどうなの!とは思いましたが(あとはトム・ブラウンも来てない)、まあそれを抜きにして考えても豪華としか言えないラインナップ。
私は20年と数年間生きてきましたが、ずっっっっっっとお笑いに興味を持たずに生きてきました。それがたまたま観たM-1グランプリ2018がアタリで。急に興味を持ち出してしまい、軽率にチケットを取ってしまったという流れ。早い早い怖い怖い。
ただボケにツッコミを入れるだけみたいな認識だった漫才も、M-1を見てから考えが180度変わりました。ワードセンスだったり、間だったり、その人のキャラ、ビジュアル、構成、動き……いろんな要素が組み合わせてそのコンビなりの面白さを追求しているのがほんっとうにカッコいい。突き詰めていけばいくほどハマっていきそう。
というわけでやってきた青森駅。
雪~~!!
ちょっと前までは春みたいに暖かかったはずが、急激に冬に逆戻り。情緒不安定な天気に弄ばれています。
~ 以下レポ ~
①キューティーブロンズ
青森住みます芸人のお二人。正直このツアー来るまでだれかを知らなかったけど、顔を見て青森のテレビに出てる人たちだ!!とびっくり。
2011年から青森に住んでいるらしいけど、先川さんの方は東京出身らしい。都会生まれだとして、いきなり「青森に住んで!」って会社から言われたら考えちゃうな…
遅れて入ってきたお客さんへのイジリもありつつ、トップバッターとして温めてくれました。
②アンダーエイジ
こちらは岩手住みます芸人の方たち。この人たちもこれを機に知りました…。
そしてアンダーエイジは吉本唯一の東北出身コンビなんだとか。へー。
あと驚いたというか純粋に良いなと思ったのが、盛岡市内の小学生に漫才を教える授業を行っているってこと!小学生でそんな頭使うことするのか、、、絶対楽しいし、才能ある子もいそう
「今回は小学生のネタをちょっとパクって…」で笑わせてました。
③ゆにばーす
お客さんの盛り上がりもここから凄かった。
イエーイ!!!で二千人の観客を一気に沸かせるはらちゃん。強い!強いね!大好きだよ!
M-1決勝最下位だったゆにばーすも個人的には結構好きです。やっぱり男女コンビで2年連続決勝出場っていうのは純粋にすごいことなんで2019も頑張ってほしいな~と思っています。ただ川瀬名人は引退してほしくないので複雑です。ちなみにこの日川瀬名人は最下位のことを若干自虐入れてしゃべってました。
1本目有名なアイドルのネタをちょろっとやってからパチンコのネタをやってました。川瀬名人のハイテンションな姿が観れるネタでなかなかレアでしたね。
④ジャルジャル
決めポーズ「ジャルジャルでーす!」のネタからのピンポンパンゲーム。動きでも笑わせられるネタなのでステージ映え抜群。ついでに華もある。ジャルジャルはTVよりもステージの方が輝いてみえる芸人なのかもしれないと思った。
どっちもM-1決勝ネタなので知った状態で観ましたが、すごいなー。特にピンポンパンゲーム。どんだけ練習していってるんだ。間違えてしまったらかなり白けるだろうに、このネタを決勝戦でやった度胸がすごい。
⑤かまいたち
UFJネタ。とっっっにかくアドリブが長かった。前半は客席全部に手を振る山内さん。中盤ちゃんとネタで、後半がずっと濱家さんの真似する山内さん。有名なネタなんで別にいいけど、それにしてもこんなに長くやって大丈夫か??と思うレベルだった。でもこのあと長かった理由もわかった。
ちなみに濱家さんはステージ上手下手それぞれにわざわざ来てくれました。ステージ上を縦横無尽に使ってネタやっててかなーり自由度が高かったです。
⑥プラス・マイナス
もしかしたらこの日一番ウケてたのがプラス・マイナスだったかもしれない。だって掴みから既に爆発してた。「プラス・マイナスを見に来たよ~~」って人~!でほとんど手を挙げないお客さんを見て「なんで聞いてしもたんやろ…」とずっと一人で話し続ける岩橋さん、ずっと黙ってる兼光さん。からのモノマネと引っ越しネタでもうどっかんどっかんでした。
トータルテンボスのモノマネがうますぎて大爆笑でした。ものまねできるって知らなくて。大村さんのものまね似すぎてて笑ってたら藤田さんもうまくてさらに笑ったなあ。モノマネならどこでやっても笑わせられるだろうし、引っ越しネタならコンペ受けするだろうしで最強じゃん!と思いましたが、これでも準決勝敗退という事実…しかも今年でラストコンビ。辛いなあ…決勝に居たら何位だったかな。
⑦ミキ
出るってわかった瞬間の黄色い声援の多さNo.1。ミキは人気あるって聞いてたけど本当だった。やったのは干支ネタ。ミキのネタってバカっぽい亜生さんとそれに翻弄される昴生さんっていう構図が多いけど、実際の亜生さんってどんな感じなんだろう?と気になっている。さすがに干支が全くわからないほどのおバカではないだろうけど。
お兄ちゃんのジャケットを直す癖?を真似する亜生さん、キレるお兄ちゃんのくだりは何回見ても好きです。
⑧ギャロップ
運動会ネタ。貫禄さえ感じる王道しゃべくり漫才でした。爆発はしないけどずっと安定して面白い感じ。確かに安心しすぎてTV向きではないのかなとも思った。劇場受け100パーみたいな。それでもM-1であんなに怒られた理由はよくわからん…。今回、毛利さんが林さんに「面白いハゲかたやと思いますよ…」とボソっと言ったのが地味に面白かった。気にしちゃだめ。
林さんの「みんな生えすぎちゃう?」の問いかけが良かった。けど、思わず観客の「生えてない」人を探してしまったw若い人ばっかりだったんでそんなにいなかったけども。
⑨スーパーマラドーナ
まさかの謝罪から始まるスーマラ。騒動後ずっと謝罪し続けてるのだろうか…。田中さんがウッキウキで武智さんの手を引いて各ブロック謝罪させてたり、ニコニコで「暴言男」と言ってみたりしていて、なんだかんだで良いコンビだなと思いました。強い武智・弱い田中の構図が出来上がってたからこそ、立場逆転してウキウキしてる田中さんの姿が面白く見えてオイシイな~~と思います。
ネタは前世が見えるやつと有名なミナミの帝王でした。結局ビンタされるのが似合ってしまう田中さんでした。
あっ!もちろんこの日もテッテレーが炸裂してました
抽選会
突然明転し、キューティーブロンズとアンダーエイジの2組がステージ上に。
「実は、飛行機の到着が遅れてまして…」
このときの観客の焦りとも白けとも違う何とも言えない冷えた空気感、今になって笑えるw((あと出てないのは…見取り図と和牛…????え??見れないの???))みたいな困惑が一瞬にして広がってましたね。2組残しで明転してこの一言はキツイよ。このときにかまいたちが謎にアドリブで時間延ばしてた理由もわかった。これだったんだ!
このあとに
「ということで本来は最後にやるはずだった抽選会を今やりまーす!」
の一言でちょっと明るくなった。希望が戻った。
くじに席番が書いてあってそれを引くシステムでした。
そ・し・て
あれ全部の席番本当に入ってるのかな??作った人大変だな…
ていうか時間延びてるな…帰りの新幹線間に合うかな…
はよ和牛を出せい!
なーんて全く抽選会に集中していなかった、
そんな私が当ててしまうというオチ
いきなり自分の席番が読まれたからびっくりしたよね。
とりあえず周りキョロキョロしちゃったよね。当たってるの自分なのに。
いや、純粋にすごい。
初めて行ったお笑いライブで豪華すぎるメンバーのサイン色紙当てるのすごすぎないか?
というわけで
こっからサイン当ててしまった非現実感でボーーーっと見ていましたが、ちゃんと感想は書きます。
⑩見取り図
反対語ゲームネタ。反対語を言っていくというゲームを真面目にやろうとする盛山さんと全くできないリリーさんという構図。「暑い」⇔「暑くない」でそうじゃない!とか、「男」⇔「女」、「オス」⇔「メス」で全部同じや!!とか、最初はわかりやすいボケが並んでいくんですが、そのボケがだんだんと「菅田将暉」⇔「盛山晋太郎」(悲しくなるわ!)とか、「ふんどし」⇔「スポブラ」(キショいねん!)とかでオリジナリティ出していくのはさすがだな~と思いました。
あとは「頭おかしいんか」のツッコミで何回かジャブ打った後の「あたおかか!!」がめちゃ盛り上がってました。若い子はみんな好きそうな響き。あたおか。
⑪和牛
トリは和牛。和牛は本当に上品だね~~~。遠くから見てもわかる上品さにたまげてしまいました。
ネタは服屋の店員。水田さんの嫌な奴キャラもきちんと「キャラクター」として愛されるようになってきていると思う。一歩間違えたら本当にただの嫌な奴で不快に思われる危険性も孕んでいるだけど、そこは絶妙なバランスでうまくいってる。川西さんが逆に人格者っぽい雰囲気が出てるのも強い。そしてやっぱり上手いよな~。滑舌の良さも動きもテンポもスカっとハマって気持ちよくなる位。もう、さっさと優勝しなさいよ…。
和牛はスキル申し分ないし、上品で清潔感あるし、コンビ仲良好だし、それにM-13年連続2位っていうストーリーさえも加わって、、、好きになる要素ばっかりあってキツい。和牛はもう既に超人気だから今更応援しなくていいじゃんと思うあまのじゃくな気持ちとは裏腹にユーチューブで動画見ちゃう自分が居る…。多分もう少ししたらAmazonで単独DVD買っちゃう。タスケテ……
そして急に明転して終わるライブ。
余韻のよの字もなくて驚いたけど、お笑いライブだしこんな感じが普通か。
そして時間を見て二度びっくり。開場から2時間30分くらい経ってる…。飛行機の遅れとやらで明らかに時間が延びたっぽいです。他会場だと2時間くらいだったらしいので。
そして帰りは忘れずにサインを引き取ります
他のお客さんがサインを見ていくなか、持ち帰りできる私。なかなかの優越感であった。
キャー!
ほんもの!
ちなみにサイン色紙をそのまま生で渡されたのでちょっと焦った。袋もなにもなく、仕方ないからサインを生持ちして街を歩く私、かなり異常だった。エスカレーター行き来する人にめちゃくちゃ見られた気がした。私が逆の立場だったら見るもん。そりゃそう。このとき雪降ってなくてよかったな。
帰ってからちゃんとサイン解読したんだよ~~
入り時間遅れた和牛と見取り図(水田さん別に普通だけど)が隙間みたいなとこに書いてるのがポイントだね。
そんなこんなで初・お笑いライブ感想でした。
まさかのサイン色紙のお土産がついてきましたが、それ抜きで考えてもサイコーでしたね。
あんまりゲラな人間じゃないから笑えるかな??と心配だったけど、そんな心配は必要なかった。チョーたのしかったです!!!また機会があれば行きたいです。そしてもっと漫才詳しくなりたい…
あとあと自分で書いてて忘れそうになってるけど、2019年やりたいこと100の1つが「お笑いライブに行くこと」だったのでとりあえず達成。
4月に入って暖かくなってきたし、そろそろ活動的にいろいろ体験していきたいとおもいます。休日冬眠脱却で。
ではまた